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「企業文化」とは?
企業文化が生み出す大きな成果とメリットを解説

「企業文化がなぜ必要なのか知りたい」
「企業文化が浸透することで得られるメリットを知りたい」
「企業文化を作り上げる方法を知りたい」

企業文化は、社員のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすだけでなく、社会からのイメージを決定付ける大きな要素です。しかし、企業文化は定量的に測ることができないため、うまく浸透させられない企業も多いのではないでしょうか。本記事では、企業文化が浸透することで得られるメリットについて解説し、実際に作り上げるために必要な要素をあわせてご紹介します。

本記事のポイント

  • 企業文化について理解することができる
  • 企業文化が浸透することによるメリットがわかる
  • 企業文化を構築する要素を把握することができる

本記事を読むことで、企業文化について知り、その要素を把握することができます。ぜひ参考にしてください。

そもそも企業文化とは?

企業文化(corporate culture)とは、企業と従業員との間に存在する価値観や文化規範、行動規範です。長い時間をかけて作り上げられるもので、そのカラーは企業ごとに大きく異なります。

顧客への対応や提供するサービスなど、その企業のすべての行動に通じているため、企業文化は外部からのイメージに直結する重要な要素と言えるのです。また、企業文化に正解はありません。

企業によって顧客に提供するものが異なるように、理念や規範となる考え方もさまざまです。「顧客や社会にどんな価値を提供したいのか」を明確にし、それを実行できるよう最適な文化を形成していくことが健全な状態と言えるでしょう。

企業文化の例

企業文化は、企業の数だけ存在します。ここでは、企業文化の有名な事例を2社ご紹介します。

トヨタ自動車株式会社

企業文化の醸成や浸透という面において、トヨタ自動車株式会社は国内で有数の企業です。「ジャスト・イン・タイム」「かんばん方式」など、さまざまな手法を取り入れているトヨタ自動車株式会社。

それらの背景には、「知恵と改善」「人間的尊重」という、トヨタ自動車株式会社の企業文化があります。「知恵を働かせて改善するのは人間だからこそ、人間を尊重する」という基本的な考えが、徹底されているのです。

生産ラインで問題が生じると、作業を中断する必要があります。そんなとき、生産を止めてしまうことにネガティブな感情を抱く人も多いかもしれません。ただ、トヨタ自動車株式会社では、ネガティブに捉えるのではなく「原因を究明することで改善していく」という文化が根付いているのです。

当たり前のように聞こえますが、トヨタ自動車株式会社の企業文化が醸成、浸透していなければ、実現することはできません。

株式会社リクルート

株式会社リクルートでは、「個の尊重」という企業文化が根付いています。組織として働くにあたり、個人に焦点を当てる企業は決して多くありません。その根底には、「個人の志や欲望や成長の源泉」という考えがあります。

株式会社リクルートの企業文化を象徴する例として、「上司に『どうすればいいですか?』と質問すると、『どうしたらいいと思う?』という答えが返ってくる」という有名な話があります。これは、個人の考えをまず聞く、すなわち個を尊重するという文化を表す光景と言えるでしょう。

これは日常の何気ない会話のワンシーンですが、こうしたささいなやりとりからも、企業文化が浸透していることがわかります。その結果、一人ひとりの能力を引き出し、社員の圧倒的な当事者意識に繋がっているのです。

なぜ企業文化が必要なのか

企業文化は、社員にとって共通の指針となるため、「意思統一に時間がかからない」という点がメリットです。また、同じ考えを共有することで一体感や帰属意識が生まれます。それにより、生産性やモチベーションの向上にも効果があるのです。

また、企業文化が組織や社会に浸透することは、競争優位性を高めることにも繋がります。長い時間をかけて醸成された企業文化は、他社が簡単に真似できるものではないと言えるでしょう。仮に模倣できたとしても、同じ効果は得られるとはかぎりません。

どうやって企業文化を作り上げるか

企業文化を構築するには、以下の8つの要素が必要です。

① ビジョン(Vision)

企業として目指すべき未来がなければ、企業文化が生まれることはありません。将来のあるべき姿を共有することが、行動や意思決定における基軸となります。

②使命(Mission)

組織における使命とは「社会にどんな価値を提供するのか」「それにより何を成し遂げたいのか」といった、企業の存在意義を指します。ビジョンが目指すべきゴールであれば、使命は会社のあり方そのものです。

③価値観(Values)

社員の行動や意思決定する際、その基準となるのが価値観です。ビジョンや使命を果たすために「必要なこと」「すべきではないこと」を明確にすることで、組織の価値観が浮かび上がります。

④慣行(Practices)

ビジョンや価値観を企業文化として浸透させるためには、「慣行」に落とし込む必要があります。いくら魅力的な目標を掲げても、実行されなければ意味がありません。社員が目標に向かって進めるよう、制度や環境を整えることが大切です。

⑤人材(People)

企業文化を体現するのは、そこで働く人材です。そのため、企業文化の醸成や浸透において、最も重要な要素と言えるでしょう。企業文化に共感する人ほど、離職率が低く、その文化をより強固なものへと変えていきます。

⑥ストーリー(Story)

ビジョンや価値観に物語性があると、強い共感を得ることが期待できます。その物語に共感したとき、はじめて人の心を動かすことができるでしょう。企業としてのストーリーが語り継がれることで、企業文化はその強さを増していきます。

⑦場所(Place)

「広大な自然の中にある企業」と「都心の一等地にある企業」では、感じ方が異なります。企業の場所は、企業文化に影響する要素の一つです。

⑧外部環境(Environment)

企業のあり方は、「社会情勢」や「時代の変化」の影響を受けて移り変わります。企業文化は醸成して終わりではなく、状況に合わせて柔軟に変化させていくことも大切です。

企業文化を醸成するうえで、これらの8つの要素を考えることは重要です。しかし、企業文化を漠然と考えているだけでは、当然育まれていきません。労使双方が理解を深めたうえで、企業文化へと向き合う必要があります。

まとめ

企業文化は、社員の行動だけでなく社会からのイメージにも影響を及ぼします。そのため、すべての企業が向き合うべき大きなテーマと言えるでしょう。日々のコミュニケーションを通じて企業文化は浸透していくため、コミュニケーションの設計を見直すなどして、戦略的に構築していくことが大切です。

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