365日学習サポートが可能になり、 生徒の学習意欲が向上
2015年に、文京区茗荷谷で開業。英語を習慣化する仕組みを提供する「英語塾エベレスト」を運営しています。小学生から大学生を中心に、多くの生徒が在籍中。社会人向けのビジネス英語コースもスタートし、2018年2月には、新たに自由が丘校をオープンしました。
課題
- 生徒が毎日英語に触れられる方法を探していた
- 学習習慣の定着が進まず、辞めてしまう生徒がいた
効果
- 生徒の英語学習の習慣化に成功した
- 英語への興味が深まり、生徒の学習意欲が向上した
- 授業内容が可視化され、保護者の信頼に繋がった
生徒の授業外学習が進んでおらず、
学習習慣が身に付いていなかった
導入前の課題
「英語塾エベレスト」を運営しています。これまでの受験や試験のための塾ではなく、世界のリーダーたちと英語で議論できるまでを目的としています。自分の考えを論理的に伝えられるよう、エベレストは大きく2つの特徴があります。1つは、8段階にレベル分けされた実戦形式の授業。体験創造型と呼んでいますが、一定の状況を想定して英語を使っていきます。そしてもう1つは英語を習慣化する仕組みです。生徒は毎日英語で日記を書いて、Skypeでレッスンを復習し、文法書をこなしていきます。英語を生活の一部にすることが1つの大きなテーマとなっています。
しかし、以前は、生徒の生活スタイルまで変える仕組みはなく、週一度の授業が中心でした。開業してすぐに、一人の保護者に「家では通学前と何も変わってない。」と言われたことがありました。親御様の話によると、授業外の自己学習がまったくできない状態だったのです。その生徒は、授業を熱心に受けていたので問題ないように見えたのですが、家ではゲームばかりで生活態度が変わらないため、親御さんの強い希望で退塾されていきました。成績も学校のトップクラスに引き上げることに成功しているのに、それだけでは足りないんだ、ということにハッとさせられました。生徒が積極的に授業外でも英語学習に取り組んでもらえるような仕組みが必要なのかもしれない。そんな漠然とした焦り、不安がありました。授業がない日でも生徒が毎日行動し、その生活の変化が把握できるものは何だろうと考え、たどり着いた1つの案が、365日日記を書いてもらうことでした。前職のつながりで知っていたTalknoteを使ってその活動をスタートさせました。Talknoteは、UIやデザインが非常にシンプルで圧倒的に使い易く、ビジネス用ツールですが応用すれば使えると思いました。こうして、Talknoteを導入が決まりました。
グループ機能で、授業外でも
生徒を徹底サポート
活用方法について
現在、弊社スタッフと生徒を合わせて100名を超える人数で利用しています。生徒分のアカウント料金に関しては、システム費として授業料に組み込まれています。Talknoteの利用に関して、保護者や生徒から反対の意見をいただくことはありません。むしろ、生徒を徹底的にサポートできるので、賛同の意見をいただくことが多いです。また、Talknoteはビジネスツールということもあり、セキュリティ機能も抜群なので、個人情報の漏洩の心配もなく安心して使っています。
機能、グループについて
[グループ機能]
Talknoteには、チャット形式でやりとりできるメッセージ機能だけでなく、フィード形式でやりとりできるグループ機能があります。これは、テーマごとにグループを作成し、投稿された内容に対してコメントを重ねてやりとりができる機能です。生徒との日記のやりとりは、すべてグループ内で行っています。生徒ひとりにつき1つ、[Daily(生徒の名前)]という日記専用グループを作成し、毎日日記を投稿します。そして、講師がすぐに内容を添削し、投稿のコメント欄でフィードバックします。日記を他の人に見られたくないという生徒もいるので、全ての日記グループは、限定された人のみ閲覧・投稿できるようにしています。限定公開に設定できるのは非常に便利ですね。
[Everest letter]
このグループは、生徒の保護者宛てのお知らせを投稿する場です。休校のお知らせや夏期コースのお知らせなど、連絡事項はすべてこの場で共有します。このグループ内に投稿があれば、必ず保護者に見せるように生徒にお願いしています。以前は、メールで保護者と個別に連絡をしていましたが、何十もの保護者と同時にやりとりをするとなると、メール量も膨大になり管理が煩雑になっていました。今はTalknoteでやりとりをしているので、メールはほぼなくなりました。おかげで、連絡事項の伝達がスムーズになり、非常に業務を進めやすくなりました。
学習の習慣化が促進され、
生徒の学習意欲も向上
導入後の効果
Talknoteを導入して、生徒の英語学習の習慣化が促進されました。成長には個人差がありますが、間違いなく生徒の学習の土台になっています。Talknoteは、リアルタイムなやりとりができるので、生徒が投稿した日記をすぐに講師が確認して添削し、最短当日にフィードバックが完了します。これをノートでやりとりすると、提出・添削・返却まで2~3週間かかってしまうので、本当に助かっています。
また導入以降、ライティング力が飛躍的に伸びています。日記を書き始めたばかりの頃は、多くの生徒が1行書くことが精一杯でした。ですが、1年後には、海外の大学で書かれる小論文形式で文章をつくり、しっかりと自己主張ができるようになる子もいます。写真と一緒に投稿してくれる生徒も多く、楽しんで学習してくれていることが伝わってきて本当に嬉しいですね。 通学がすでに3年を超えている生徒は、日記を1000日以上書き続けている生徒もいます。毎日書いていますから、英検などの試験突破は彼らにとって容易なものになりました。試験勉強をする必要はほとんどありません。
さらに、生徒の学習意欲も確実に向上しています。学校教育は教師一人が何十人もの生徒を指導する必要があるので、全生徒に意見を求めることができません。ですがエベレストでは生徒一人ひとりが主役です。特に、“365日の英語日記”は、自分が主役のストーリーです。自分の投稿にすぐに反応してくれる講師がいる。講師は生徒の日々の生活や考え方を理解して、コメントをする。密なやり取りから、信頼関係が生まれ、生徒はより自己表現が上手になっていく。そんなプラスのスパイラルができています。毎日英語でづづられる子供たち一人ひとりの歴史と成長記録がありますので、親御さんにも喜んでもらえています。
また授業風景の動画を投稿し、授業を可視化しています。多くの事業者が中身を見せていない中で、授業の様子を知りたいという保護者への信頼にも繋がっています。導入当初は生徒数が少なかったのですが、現在は新たな校舎(2店舗目)をオープンするに至りました。Talknoteなしでは、実現できなかったことだと思います。エベレストにとって、これからもなくてはならないツールですね。