
“勘”や“感覚”ではなくデータを使って勝てる馬を育てる! 馬の生産・育成牧場が実現した、情報を資産に変える方法とは

2011年、数々の名馬を送り出したメジロ牧場の歴史を引き継ぐ形で設立。洞爺湖と羊蹄山を臨む広大な敷地で、馬の繁殖から育成までを一貫して担う。国内外で活躍できる強い馬づくりを目指し、伝統の血統を守りながらも、次世代を担う繁殖牝馬の導入、新しい挑戦や創意工夫で国内外で活躍できる強い馬作りを目指す。2014年1月からTalknoteを導入し、現在(2026年2月)は全スタッフと関係者約30名で利用中。
課題
- 事業所や厩舎が広範囲に点在しており、全スタッフがリアルタイムに情報を把握する手段がなかった
- 当時はガラケー利用のスタッフも多く、突発的な事態が起こると電話で共有せざるを得ず、業務効率に限界を感じていた
効果
- すべての情報が資産として積み重なり、勘や感覚に頼らない、データに基づいた馬の育成管理が可能になった
- 馬の日常をオーナー(馬主)様と細やかに共有することで、愛着と信頼につながり、次も選ばれる牧場としてのブランド化に成功した
- Talknoteを確認すれば各現場で何が起こっているか把握できるようになった
複数の拠点でスタッフがバラバラに動くなか
全員が同じ情報をリアルタイムに把握する手段がなかった
導入前の課題
課題としては、事業所が複数に分かれているため、全スタッフへのリアルタイムな情報共有が難しく、必要に応じて、個別に電話をかけなければならない状況に限界を感じていました。
当社がTalknoteを導入した2014年当時は、ちょうど世の中でスマホが浸透し始めた頃で、社内コミュニケーションツールとしてLINEの導入を考えたこともありました。しかし、現場のベテランスタッフたちは全員がガラケーを利用しており、スマートフォンへの切り替えは容易ではありませんでした。そのため、朝に対面でのミーティングを実施して重要な情報を共有していましたが、業務中に突発的に生じるコミュニケーションに関しては、結局のところ電話に頼らざるを得ない状況だったのです。
牧場の運営において、情報共有のスピードは重要です。例えば、2月から5月の「種付け」のシーズンでは、繁殖牝馬の発情サイクルに合わせて、ときには200km離れた種馬場まで馬を輸送する必要があります。こういった業務は一人で完結せず、多くの関係者が関与するため、一刻も早い情報共有が不可欠です。
当社の事業所は隣町に分かれているほか、厩舎も複数あって車で移動しなければならないほど離れた場所に点在しています。スタッフがそれぞれの現場でバラバラに動いているなかで、全員が同じ情報をリアルタイムに把握する手段がないのは致命的でした。そこで、ガラケーでも利用できる情報共有ツールを探しているなかで出会ったのがTalknoteだったのです。
「10年で最高のホースマン」を育てるために
すべての情報を資産として蓄積
よく使うノート
[2026年産駒(さんく)情報]
その年に生まれた子馬の情報をシェアするノートです。写真と一緒に毛の色、性別、生まれた時の体重、体高(背の高さ)などを細かく記録しています。単に情報を管理するだけでなく、その馬が数年後にレースで活躍したり、メディアから取材を受けたりした際、当時の様子をすぐに遡れるので非常に重宝しています。
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [2026年産駒(さんく)情報]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img02-1.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [2026年産駒(さんく)情報]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img02-2.jpg)
[ヒヤリハット事例]
現場で起きたヒヤリハット事象を共有するノートです。ただ共有するだけでなく、再発防止のアイデアもセットで投稿することで、致命的な事故を未然に防ぐことにつながっています。基本的にはヒヤリハット事象を起こした本人が投稿しますが、若手スタッフの場合はベテランに「どうすれば防げたか」と相談するきっかけにもなっているようです。最悪の場合、馬の命だけでなく、馬が原因で大きな事故にもなり得ますので、細かいヒヤリハットも共有するようにしています。
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [ヒヤリハット事例]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img03-1.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [ヒヤリハット事例]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img03-2.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [ヒヤリハット事例]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img03-3.jpg)
[物損報告]
設備や備品などを壊してしまった際に報告するノートです。以前はこうしたミスを口頭で伝えるのは勇気がいり、どうしても報告が遅れたり隠してしまったりしがちでした。現在は、このノートに「壊してしまいました、すいません」と正直に投稿すれば、その場で共有が済むようになっています。ミスをした本人を責めるのではなく、記録として残しておくことで、現場の心理的なハードルが下がり、迅速な修理や管理にも役立っています。
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [物損報告]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img04-1.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [物損報告]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img04-2.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [物損報告]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img04-3.jpg)
[アカデミー・講習会・見学]
社内の勉強会や外部研修の内容を共有するノートです。私たちの業界は、かつては「先輩の技術を見て覚えろ」という職人気質な教育が当たり前でした。しかし、「10年で最高のホースマンを育てる」という目標を掲げているなかで、過去の学びをいつでも振り返れる場所があることは、若手の成長スピードを上げるためにも非常に重要だと感じています。
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [アカデミー・講習会・見学]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img05-1.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [アカデミー・講習会・見学]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img05-2.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [アカデミー・講習会・見学]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img05-3.jpg)
[マニュアル]
マニュアルを置いておくノートで、例えば新しく導入した勤怠管理システムや、無線機、監視カメラのアプリ設定などのマニュアルを保存しています。新入社員が入った際も「このノートを見ておいて」と伝えるだけで済み、教える側の手間も大幅に削減できました。紙のマニュアルのように紛失する心配もなく、常に最新の状態を共有できるため、業務の効率化にも貢献しています。
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [マニュアル]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img06-1.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [マニュアル]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img06-2.jpg)
[日誌]
各現場でのその日の動きを記録するノートです。移動中や外出先でも「今日はこんな作業をしたんだな」と現場の状況をリアルタイムに把握できるようになりました。写真も一緒にアップされるので、文字だけでは伝わりにくい馬の様子や、現場の細かな変化も簡単に共有できるため非常に重宝しています。
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [日誌]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img07-1.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [日誌]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img07-2.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [日誌]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img07-3.jpg)
Talknoteの便利機能を使って、
社内の業務効率化から社外との連携までカバー
よく使う機能
[外部連携]
社外のユーザーとTalknote上で連絡が取り合える機能で、オーナー(馬主)様や、将来その馬を預かる調教師の方々と情報を共有する際に役立っています。通常、この業界では「育成報告書」として、1〜3ヶ月に一度、必要最低限の決まった情報を共有するのが一般的です。しかしTalknoteの外部連携機能を使えば、スマホで撮った日常の動画なども気軽に共有できます。オーナー様から「家族で楽しく見ています」と喜んでいただけることも多く、大きな差別化につながっています。
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [外部連携]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img08-1.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [外部連携]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img08-2.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [外部連携]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img08-3.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [外部連携]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img08-4.jpg)
[テンプレート機能]
定型のフォーマットをテンプレートとして設定しておける機能です。テンプレートを設定しておけば必要な部分のみを入力して投稿できるので、例えば日誌のグループではこの投稿テンプレートを使うことで、抜け漏れなく投稿してもらえます。
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [テンプレート機能]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img09-1.jpg)
![株式会社レイクヴィラファーム Talknote利用例 [テンプレート機能]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/lakevillafarm_img09-2.jpg)
勘や感覚に頼る育成から脱却し、
過去の成功と失敗を次の馬づくりへ活かすデータ経営を実現
導入後の効果
Talknoteを導入したことでさまざまな効果がありますが、最も大きな効果としては、すべての情報が資産として積み重なっていく点です。私たちの業界では、一頭の馬が生まれてからレースに出るまで長い月日を要します。Talknoteには、生まれたときの体重や日常の些細な変化、オーナー様とのやり取りまですべてが時系列で残っています。
例えば、ある馬がレースで素晴らしい結果を出したとき、当時のノートを遡れば、育成段階での体調の推移や、どんな工夫をして育てていたのかを振り返ることができます。逆に、思うような結果が出なかった際も、何が原因だったのかを過去のデータと照らし合わせて検証することが可能です。“長年の勘”や“なんとなくの感覚”ではなく、確かな記録に基づいた仮説検証ができる。Talknoteに日々の記録が残っているからこそ、根拠のある判断が可能になっています。
また、オーナー様との信頼関係においてもTalknoteは大きな効果を発揮しています。オーナー様にとっては、自分が預けている馬がどんな環境で、どんな思いを込めて育てられてきたのか、その変遷をいつでも遡って確認できることが大きな安心感につながっています。日々の動画や写真を通じて馬への愛着を深めていただく。そうした丁寧なコミュニケーションの積み重ねが「次もレイクヴィラファームの馬を購入したい」「またここに預けたい」という信頼につながり、結果としてせり(オークション)での高い評価や、新たなご縁をいただくといった形で経営を支えてくれています。
さらに、マネジメント面でも効果を感じています。以前は私と現場責任者の二人ですべての1on1を手分けして行っていましたが、現在は運用の形を変え、チームのリーダーたちに任せるようにしています。1on1の内容をすべてTalknoteに残しているので、私はノートを確認するだけでスタッフ全員の悩みや現場の温度感を把握できます。
情報が二者間で消えずに資産として残ることで、1on1に同席していなくても、「あのスタッフにはこういう言葉をかけてあげたらどう?」といった、より建設的なアドバイスをリーダーに送ることができています。
このような方におすすめ
LINEなどのツールを使っていて、情報共有に限界を感じている経営者の方に最適だと思います。LINEは無料で使えて便利ですが、ビジネスにおいては情報が流れて振り返るには困難です。Talknoteなら動画や写真が消えることもなくずっとストックしておけて、情報が資産として残り続けます。
こういった社内コミュニケーションツールに慣れていない人でも、直感的に操作できる点もTalknoteの良いところの1つです。当社のベテランスタッフたちもそうでしたが、使い始めればすぐに慣れますので、ツールの導入に躊躇されている方にも自信を持っておすすめします。









