600名全員が一丸となるために ブリオベッカ浦安がTalknoteで叶えたい 熱い思い
選手上松 瑛様
千葉県浦安市をホームタウンとするサッカーチーム。幼児から小学生、中学生、高校生、シニア、女性、トップチームまで総勢600名以上の選手が所属する。トップチームは関東サッカーリーグ1部に所属し、2014年・2015年シーズンには同リーグ2連覇を達成。2019年シーズンからは元日本代表DFの都並敏史氏が監督を務める。
課題
- 複数のツールを使っていて、誤送信が頻発していた
- 情報がクローズドな状態で、情報格差が生じていた
- 一斉にメッセージを発信する環境が整っておらず、かなりの労力を伴っていた
効果
- 選手からの意見も聞きやすく、フラットな意見交換ができる環境が整った
- リモートでも連携作業のスピードが格段に上がった
- 経営、コーチ陣、選手と横断的に連携ができるようになった
大所帯の組織をまとめるには
かなりの労力が必要だった
導入前の課題
谷口社長:Talknoteを導入する前は、社内コミュニケーションにメッセンジャーやメール、LINEなど複数のツールを使っていました。ですので、誰が目を通しているのかも確認できませんでしたし、ツールが混在していて本来なら送るべきでない人間に送信してしまうなど、事故が頻発していたんです。
上松選手:都並監督からは電話での連絡もありましたが、選手間はほとんどLINEでした。選手のグループがあるので、全員が知るべき内容はグループに投稿されていました。一方で、次の試合に向けた戦術などは、都並監督がキャプテンを中心に「次はこうしたい」などと直接メールを送ったりしていたんです。閉ざされたコミュニケーションなので、キャプテンと都並監督が何を話しているのかなどは、僕の耳には入ってきませんでした。
谷口社長:わたしとしては何より、スタッフや選手全員に一斉にメッセージを発信できない環境もまた課題として感じていました。というのも、ブリオベッカ浦安は選手とコーチだけで40名を超え、育成の子どもたちまで含めると600名以上の大所帯なんです。600名以上をひとつにまとめるには、たとえば「今年はこういうチームにしていきたい」などと、上の人間が良きタイミングで適切にメッセージを伝えていかないといけない。そうしないと全員が同じ方向を向いて動けませんからね。複数のツールを使い分けていたので、全員と共有するにはかなりの労力を伴っていました。
ITに疎い人でも安心!
使いやすいUIが導入の決め手
導入の決め手
谷口社長:Talknote以外にもいくつかのツールを検討しました。たとえば、IT業界で最近よく使われているチャットツールがあり、わたし自身がもともとIT業界出身なので、そのツールも検討しました。でも、ITに長けている人ならスムーズに使いこなせるかもしれませんが、サッカーチームとなるとITに長けているとは言えず、なかでも都並監督はスマホすら持っていませんでした。仮に導入しても、気軽に使えるツールではないと判断して導入までは至りませんでした。
一方、TalknoteはITに長けている人はもちろんですが、疎い人でも少し使えばすぐに使いこなせるくらいシンプルなつくり。ITとは遠い職業である我々サッカーチームにとって、こういうツールは使いやすさが一番重要だと思っていて。Talknoteはほかのツールと比べても、とても使いやすいツールだと感じて導入を決めました。
プロジェクト発足ごとにグループを作り
Talknoteで最適なコミュニケーションを実現
グループについて
[組織単位のグループ]
経営の意思決定をするメンバー数名で構成される「経営会議」や、選手を除くスタッフとコーチで構成される「全体会議」など、組織単位のグループを作っています。もちろん、グループごとにクローズドな情報もあるのですが、瞬時にグループメンバーと最適なコミュニケーションができるので助かっています。
[トップ選手だけのグループ]
練習試合の日程や集合時間・場所などの情報はもちろん、試合の映像などもこのグループで共有しています。試合が終わったらすぐにYouTubeの限定公開に動画をアップし、URLをこのグループに投稿するようにしていて、帰りのバスの中でその日の振り返りができるようにしています。
[プロジェクトごとのグループ]
たとえば、2021年2月にホームページを新しくリリースしたのですが、リリースにあたって「ホームページ制作委員会」を立ち上げました。同時にTalknoteにもグループを作り、意見を出し合ったり、進捗を確認したりしました。「ユニフォーム発注プロジェクト」や「スペイン遠征」など、プロジェクトが発足したタイミングでグループを作るようにしています。
よく使う機能について
[タスク機能]
「やるべきこと」と「担当」「期日」を設定し、依頼と管理を行える機能です。
ほかのメンバーにタスクを依頼するのはもちろんですが、わたしは自分自身にタスクを設定し、備忘録のような形でこのタスク機能を使っています。
[外部連携]
今は関東サッカーリーグ1部に所属しているのですが、将来的にJリーグに昇格することを目標としています。Jリーグでは「Jリーグ百年構想」というプロジェクトを提唱していて、Jリーグに昇格するには、このプロジェクトに応募し、認定されないといけません。そのために外部にコンサルタントを依頼しているのですが、外部連携でTalknoteに参加していただき、必要な書類などをTalknote上で管理してもらうようにしています。
一人ひとりの“思い”を聞ける環境
Talknoteがコミュニケーションスキルを補ってくれた
導入後の変化
上松選手:Talknoteだと誰が見ていて、誰が見ていないかまで分かるんです。すごく便利な機能ですね。LINEにも既読機能はありますが、既読の人数こそ分かりますが、誰が見たかまでは分からない。なので、急ぎの連絡で、未読のメンバーがいる場合はグループに改めてメッセージを送っていました。Talknoteの場合は未読のメンバーに直接メッセージをすれば解決しますからね。二度手間、三度手間がなくなりました。
都並監督:Talknoteを導入するまではずっとガラケーで、LINEすら使ったことがありませんでした。なので、Talknoteを導入すると聞いたときは「面倒くさそうだな」と正直思ったんです。でもいざ使ってみたら、1回のメッセージでみんなとコミュニケーションが取れて、「なんて素晴らしいツールなんだ」とイメージが180度変わりました。
新型コロナウイルスの影響で中断して、選手とも思うようにコミュニケーションがとれなくなったので、Talknoteで選手たちに長文でメッセージを送りました。そもそも選手とは直接コミュニケーションを取るのが一番いいと思っていながらも、頭のなかで内容をまとめながら話すのがそこまで得意ではなくて……。直接だとなかなか思うように話せない内容でも、文字ベースのTalknoteなら整理しながら文章を考えられるので助かりましたね。
あと、Talknoteのおかげで選手たちの意見を聞きやすい環境になりました。というのも、直接話すと監督からの一方通行なコミュニケーションになって、選手たちの意見を聞いてあげられないことが多いんです。とはいえ、選手から監督に意見を言うのも難しくて。でも、Talknote上で「君の考えは?」って聞くと、普段は聞けないような選手の“思い”の部分がずらっと綴られてくるんです。直接のコミュニケーションでも選手の意見を聞くのが監督に求められるスキルではあるんですが、Talknoteは僕のスキル不足を補ってくれるツールでもありますね。
谷口社長:わたしが目指すことのひとつに、フラットで、一人ひとりが言いたいことをしっかり言えるチームを作りたいという思いがあります。選手はしばしば「いい選手になろう」と、監督の意見だけを聞いてしまうんです。でも、監督自身もそれを望んではいなくて、異議があれば言ってもいいんです。ですので、選手も意見や異議があれば監督はもちろん、わたしにも直接メッセージを送っていいと伝えています。とはいえ、スポーツの世界は上下関係が厳しかったりもするので、なかには監督などの顔色をうかがって遠慮してしまう選手もいる。こちら側としては「意見があるなら言えばいいのに」とも思うのですが、Talknoteを使ってフラットに意見交換ができるようなカルチャーに変えていければと考えています。
あと、リモートでもスピーディに連携して作業ができているのはTalknoteのおかげですね。弊社は所属によって勤務時間がバラバラだったり、営業職だと社内にいないことのほうが多かったり。社内連携のために作った事務所ではありますが、全員揃って事務所で仕事をしているわけではないんです。たとえば営業の人間が契約書のドラフトや請求書をTalknoteにアップすれば、今度はこちら側でそれらを処理するなど、Talknote上ですべて完結できるのは大きなメリットですね。社内に全員が揃わない中でも、連携作業のスピードが格段に上がりました。
サッカーを通して一流の人間に育てるため
Jリーグ昇格を目指す
今後の目標
チームの目標としては、この浦安からJリーグチームを作ることです。とはいえ、目立ちたいからという理由ではなく、サッカーを通して子どもたち、あるいはサッカー選手たちを一流の人間に育てていく。これを目的としているので、それを達成するためにJリーグ昇格を目標に掲げています。ブリオベッカ浦安には、下は2歳児からトップチームまで600名を超えるサッカー選手が所属しています。浦安市や市川市、船橋市などから通っている子どもたちが多いのですが、たとえばジェフ市原や柏レイソルだと、目標にするには距離が遠いですよね。でも、地元やその周辺に目標とするJリーグチームがあれば、子どもたちも必死で練習すると思うんです。子どもたちの目標を作り、人として成長してもらうためにも、Jリーグを目指しています。そして、子どもたちや地元が浦安の方たち、あるいは住民の方たちにとって誇りになるようなチームに成長していけたらいいですね。