
馬の情報に即座にアクセス!Talknoteで情報の属人化を解消し、厩舎全体の業務効率と調教の質が向上

2010年に開業。兵庫県競馬組合(園田競馬場・姫路競馬場)所属。3歳馬の最高峰レース「兵庫優駿」では、オケマル(25年)、ゴッドフェンサー(26年)で史上初となる2年連続制覇の快挙を達成。2026 年1月からTalknoteを導入し、現在(2026年6月)は全スタッフ約10名で利用中。
課題
- LINEだと会話が流れてしまうため、過去のやり取りや重要なデータを探すのが困難だった
- 情報が属人化しており、過去のレースで装着していた馬具などを調べる際、当時の担当者への確認や過去の動画の遡りに多大な時間を要していた
- ケガなどの報告や重要情報ほど電話での共有になりがちで、厩舎全体へ適切に共有できていなかった
効果
- 全員が即座に情報へアクセスでき、正確なデータをもとに各スタッフが自立して動けるようになった
- すべての情報がTalknoteに集約されて情報を探す手間が省け、厩舎全体の業務や調教の質、効率性が圧倒的に向上した
- Talknoteの自動翻訳機能により、在籍するインド人スタッフとも正確かつスムーズに意思疎通できるようになった
情報が属人化し、蓄積されない……
アナログな管理体制で共有漏れが常態化していた
導入前の課題
Talknoteを導入する前は、主にLINEを使って日々の業務連絡はもちろん、馬に関するデータや調教の予定といった情報を共有していました。ただ、LINEはタイムライン形式で会話がどんどん流れていってしまうので、過去のやり取りを後から振り返って探すことにとても苦労していたのです。その結果、馬に関する重要なデータやノウハウが完全に担当者任せの状態になっていたことに頭を悩ませていました。
特に苦労していたのが、競走馬に装着する馬具(バグ)の管理でした。馬はとても繊細で怖がりな生き物ですので、どれだけ能力が高くても、周囲の音や他の馬の動きに萎縮して力を発揮できないことがあります。そのため、耳を覆う「メンコ」や、視界を遮る「ブリンカー」、口に含ませてコントロールする「ハミ」など、その馬の個性に合わせた馬具の細かな調整が欠かせません。
しかし、過去のレースで使った馬具を調べようとしても、膨大なLINEのトーク履歴に埋もれてしまっており、すぐには確認できない状況でした。そのため、当時の担当者に直接聞いたり、過去のレース動画をわざわざ遡って確認したりして調べるしかなく、属人的かつ非効率的な状況に課題を感じていました。
また、馬のケガや病気といったネガティブな報告ほど、担当スタッフが周囲の目を気にしてしまう傾向がありました。それに加えて、重要な情報だからこそテキストではなく口頭や電話できちんと伝える文化もあり、私個人へ直接連絡が来ることが日常化していました。結果として情報を適切に共有できておらず、こうしたアナログな管理体制に、何か手を打たなければいけないとずっと思い続けていました。
デジタルに苦手意識があったものの、
直感的に操作できるTalknoteだから、わずか1ヶ月で浸透
Talknote導入の経緯
何か良いツールはないかと模索していたところ、エクワインレーシングの瀬瀬さんから紹介していただいたのがTalknoteだったのです。ただ、最初は使いこなせるか心配でした。というのも、私自身デジタルに関しては苦手意識があるだけでなく、スタッフのなかには60代もいて、うまく使いこなせるかどうか心配でした。
そこで、導入前にスタッフへ直接、使えそうかどうかを確認して回りました。すると、反発は一切なく、むしろスタッフみんながポジティブに受け止めてくれたため、「それならやってみよう」と導入を決意しました。2026年1月のことです。
実際に運用を始めてみると、Talknoteは直感的に操作できるため、私自身も2週間ほどで慣れ始め、1ヶ月くらいで基本的な機能は使いこなせるようになりました。当初は投稿頻度もそこまで多くはありませんでしたが、使っていくうちに便利さを実感し、導入から4ヶ月くらいで投稿が増えていきました。事前の心配をよそに、スムーズに移行できたと感じています。
馬の状態をリアルタイムに可視化
情報格差がなくなり、質の高い管理が可能に
よく使うノート
[追い切り]
レースに向けた追い切り(強い調教)の記録や、各馬への指示を共有するためのノートです。
馬によって追い切りの強度は異なるため、1頭ごとに細かな指示を出してスタッフ全員に共有しています。
![盛本信春厩舎 Talknote利用例 [追い切り]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/morimoto-stable_img03-2.jpg)
[馬体検査]
週に1回行う馬体検査の結果を記録するためのノートです。足が腫れていたり傷があったりするときは写真とセットで投稿するようにしています。これにより、過去の検査で異常が見つかった馬が、現在どこまで回復しているかを時系列で追えるようになりました。また、小さなケガなどは時間が経つと忘れてしまうこともありますが、記録に残しておくことで見落としを防ぎ、しっかりと確認することができます。
また、馬のなかには、生まれつき脚の形に少しクセがある馬もいます。そうした元々の状態も記録に残しておくことで、新しく確認したスタッフが「これは元からの形だから気にしなくていい」と判断できるようになりました。
![盛本信春厩舎 Talknote利用例 [馬体検査]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/morimoto-stable_img01-1-1.jpg)
![盛本信春厩舎 Talknote利用例 [馬体検査]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/morimoto-stable_img01-2-1.jpg)
![盛本信春厩舎 Talknote利用例 [馬体検査]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/morimoto-stable_img01-3-1.jpg)
[サプリメント投与馬]
どの馬に、どのサプリメントを、いつ投与したかを管理するためのノートです。競走馬の体調管理には繊細な調整が求められるため、投与のミスや漏れを防ぎ、確実に共有するために重宝しています。
また、これまでの投与履歴を見ながら「このままのメニューでいこう」「次はこれを試してみよう」といった指示も出しやすくなり、適切な体調管理に繋がっています。
![盛本信春厩舎 Talknote利用例 [サプリメント投与馬]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/morimoto-stable_img02-1.jpg)
[調教動画]
調教の様子をスマートフォンで撮影し、映像として共有・蓄積するためのノートです。言葉だけでは伝わりにくい馬の走りや細かな変化を、時系列で確認しやすくなりました。このノートのおかげで過去の映像と見比べて馬の成長を把握できるだけでなく、スタッフ全員が視覚的にひと目で状態を確認できるようになりました。
LINEだと時間が経つと動画が見られなくなってしまいますが、Talknoteならデータが消えずに残るため、いつでも過去に遡って確認できます。
![盛本信春厩舎 Talknote利用例 [調教動画]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/morimoto-stable_img03-1.jpg)
[馬体重]
馬の体重データを記録するノートです。例えば、食事量が落ちている馬は徐々に体重が減少していくため、そのまま同じメニューで調教を続けてしまうと、さらに体重が減り続けます。逆に太りすぎている馬に対しては、調教の強度を強めるといった調整が必要です。
レースに向けた適切な馬体重をキープするため、そして日々の調教強度や食事量を判断するための重要なデータとして、しっかりと蓄積・活用しています。
Talknoteの便利機能を使いこなし、
業務の抜け漏れを徹底的に防ぐ
よく使う機能
[タスク機能]
Talknoteのさまざまある機能のなかで多用しているのがこのタスク機能です。「やるべきこと」「担当」「期日」を設定してタスクの依頼ができます。
当厩舎では、私からスタッフへ指示を出すだけでなく、スタッフから私に向けてタスクが割り当てられるケースもあります。さらに、私自身が備忘録として自分宛てにタスク登録する使い方もしています。
[テンプレート機能]
定型の投稿フォーマットを設定しておくことで、誰でも正確かつ簡単に必要な情報を入力できる機能です。「馬体検査」や「馬体重」のノートなど、定期的に発信する報告ノートにこのテンプレートを導入しています。
入力する項目(馬の名前、現在の状態など)が最初から決まっているため、どのスタッフが報告しても情報の粒度がバラつかず、報告の抜け漏れがなくなりました。その結果、厩舎全体の情報共有の質を均一に保つことができています。
![盛本信春厩舎 Talknote利用例 [テンプレート機能]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/morimoto-stable_img04-1.jpg)
![盛本信春厩舎 Talknote利用例 [テンプレート機能]](https://talknote.com/wp2/wp-content/uploads/morimoto-stable_img04-2.jpg)
正確な情報共有がスタッフの主体性を育み、
業務と調教の質が圧倒的に向上
Talknote導入の効果
Talknoteを導入した効果はさまざまありますが、なかでも一番の効果は、共有すべき情報を漏れなくスタッフ全員で共有できるようになったことです。
以前のように情報が流れてしまうことがなくなり、馬体重の推移や馬体検査の結果、日々の追い切りの指示などがそれぞれのノートに正しく蓄積されるようになりました。これにより、スタッフ全員が即座に情報にアクセスできるようになり、正確な情報をもとに個人個人がしっかり動けるようになってきていると感じています。その結果として、厩舎全体での業務や調教の質が圧倒的に向上したのはTalknote導入による大きな効果です。
また、当厩舎にはインド人スタッフも在籍していますが、Talknoteの自動翻訳機能を活用することで、言葉の壁を感じることなくスムーズに意思疎通が図れるようになったことも、日々の安定した運用を支える嬉しい効果といえます。
今後は、馬ごとの個別ノートを作成していくことも視野に入れています。一頭一頭のデータをより細かく集約していくことで、それぞれの馬に合わせた最適なケアと調教を行い、さらに質の高い厩舎運営を目指していきたいです。








